午後からは茶会の流れを実践形式で行いました。
茶席の入り方から
床の間の掛物(かけもの)や花、花入(はないれ)、点前(てまえ)座の道具を拝見。
亭主からのもてなしのメッセージを感じます。
拝見の後、自分の席に着いて、しばし待ちます。
今日の日のために「壱」の刻印があしらわれた和菓子。
和菓子ひとつをとっても亭主がお客様へのもてなしに
どれだけ時間をかけているか窺い知れます。
品の良い甘さでお口の中が幸せ〜。
おいしいお抹茶って苦くないんですよね。
最後に皆で茶器や茶杓の拝見の仕方も学びました。
いっぱい質問したり、和気あいあい。それが壱の会の良いところでもあります。
一期一会の精神で心を込めてお客様をもてなす茶の湯の世界。
決まり事が多くて敷居が高いイメージはありますが、それを分かりやすく宮下先生が紐解き、教えてくださいます。
世界で有名になった「おもてなし」その神髄を体感できた茶会でした。
茶の湯同好会 壱の会では四季折々、様々な活動をしています。
内容はこちら★をご覧くださいね。
点心をいただいた後、書院の奥に隣接する「猿面望嶽茶席(さるめんぼうがくちゃせき)」を見学しました。
仄暗く低い天井、狭い室内はまさに茶室のイメージそのもの。
でも座ってみると狭さは感じられず、不思議と気持ちが落ち着きます。
土、竹、木、和紙・・・天然素材で造られているのも心地よさを感じる理由のひとつなのかも。
この茶席の床柱、何かに見えませんか?
2つの節が目に見えて、ちょっと面長の猿の顔??
この柱、織田信長が清洲に在城していた時、秀吉に柱の節目が「汝の面の如し」とたわむれたとか。そこから「猿面茶席」と名付けられたみたいです。
この茶席は戦災で焼失し、昭和24年復元したものですが、歴史上の人物のエピソードが間近にあるのはこの地方ならではですね。
猿面望嶽茶席について、くわしくはこちらをどうぞ★
記事はまだまだつづきます〜。
壱の会」が宮下初子先生のご師事を仰ぎ、茶の湯の世界をのぞき始めて、はや五年。
これまで学んできたことを分かち合いながら、「壱の会」の裾野を広げたいとの願いを込めて
3月16日(日)発表茶会を行いました。場所は名古屋城茶席敷地内の書院です。
梅の花と名古屋城。まるで絵葉書みたい。
お堀に沿って歩いてゆくと、天守閣の北側の奥にひっそり佇む名古屋城茶席があります。
穏やかで温かな日、喧噪を離れ、ここは時間がゆったり流れる別世界。
参加者には外国人留学生もいて国際色豊か。
主催者の挨拶後、宮下先生から色々なお話を伺いました。
分かりやすく興味深いお話に、一同うなずくばかり(笑)。
干菓子を頂き、いよいよお抹茶をいただきます。
初心者は作法を手ほどきしてもらえたので安心安心。
「
今回は点心(お食事)もあり、この点心のおいしかったこと!
写真にはありませんが蛤のお椀もあって、ここでも季節を感じます。
薄味ながら、上品なお味・・・また機会があればいただきたい〜。
記事はつづきます〜。